能登半島沖地震で被災された方々へ

私達も311のことを思い出します。

文章でお見舞いを語るのはあまりにも簡単なことでもあり、
また軽々しく表現することが躊躇われます。

311の時はライフラインが止まりガスの復旧なども遅かった為、
近しい人達との助け合いにて毎日を過ごしておりました。
ある食べ物を互いに近しい人に振る舞ったり、
お客様と共に海辺にボランティアに行くくらいしか出来ることがなく、日々何かできることはないかと悩んでおりました。

その経験を思うと日々のInstagramなどのお知らせの中の文章にご挨拶を組み込んで載せることがなかなかできず、
また、当事者の方々のことを想うとすぐに言葉は出ててまいりません。

こちらにお見舞いを書くことしかできません。

私自身も親戚の流されてしまった海へ行けたのも11年目の昨年、ようやく行くことが出来ました。
先祖のお墓も思い出の地も無くなる悲しさというものを乗り越えることはまだ出来ずにいます。

お金支援のシステムやSNSのような表面のみでの言葉で繋がってしまうツールではなく、
とにかく皆様個人個人が時間をかけて少しずつ出来ることを行うことが大切だと思います。

人を癒すのは人であり、1番近い人たちと互いに心と言葉とそれらの交わし合いがなによりも心を支えてくれることだと想います。

余震含め身の安全等、心が不安定な時だとは想いますが、
ご自身様の今を生きることが1番大切な時と感じます。

私達も311の後から常にそのように日々生活しており、
mirokuとして生業を見つめ直し生まれたのも311となります。
前身からの大きな進路変更となりました。


心よりお見舞い申し上げます。

SUZUKISAN合同会社
スタッフ一同